2006-07-27から1日間の記事一覧

四季の味 ニューサイエンス社

ひらいてみてまず思ったのは、これは子供の頃ながめたおとなの雑誌のようだということ。クウネルとかが今のはやりなら、これは全く当世風ではない(これを見つけた改造社のビルのように)。縦書きの文章の占める割合の多さ。しかし写真はきれいだし、器も素…

「父の娘」たち 矢川 澄子

『甘い蜜の部屋』を書き終えたときの森茉莉インタヴューも収録。当時定期購読していた新潮社の「波」で、リアルタイムにこれを読んだ。森茉莉の写真も矢川澄子の写真もそのときが初見。矢川の名は、ホッケの『迷宮としての世界』の種村季弘との共訳者として…