2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

若かった日々 レベッカ・ブラウン

同じ日、口直しに。まだちゃんと読んでいないが、もちろんこれはけなさない。 *マガジンハウス 柴田元幸訳 1680円◆8/26(土)@丸善御茶ノ水店

だまされない〈議論力〉 吉岡友治

悪い議論の例をあげ、すぐあとでそれを実演してくれている。(具体例はあとで。情報が多い分、ツリー本よりましか。) *講談社現代新書(200608)756円◆8/26(土)@イトーヨーカドー木場店内

系統樹思考の世界 すべてはツリーのために 三中信宏

この書名をはじめて見かけたのは仙台の生物学者大隈典子のブログ。著者から贈られたという本をほめていた。別に、だからけなそうというわけではない。その文面からはどこがいいのかさっぱりわからなかったのは、そして(今さらツリーかよ)と思ったのは事実…

テクスト理論の愉しみ ロラン・バルト著作集6

*みすず書房 野村正人訳(200606)5250円◆8/19(水)@八重洲ブックセンター (1)個人的な仕返しというのは、あまり好みではない。それはわたしがエクリチュールに対して持っている考えに反するし、そこにはどうしてもさもしさが付きまとうだけでなく、最初…

大航海 No.41 精神分析の21世紀

*新書館(200407)1500円◆8/19(水)@八重洲ブックセンター

Flea Market Style

洋書バーゲンで。ハードカヴァーのインテリア本がこの値段。この本は気に入ったけど、他にあまり欲しいものもなかった。 *Decorating with a Creative Edge by Chris Mead & Emelie Tolley ()210円◆8/19(水)@八重洲ブックセンター

買わなかった本こきおろし

『天才はなぜ生まれるか』(正高信男)と『「できる人」はどこがちがうのか』(斎藤孝)ともにちくま新書。 最近ここに載せたものも含め、ここのところ出先で読もうとやたらに本を持ち歩いているのだが、おとといの朝は、本を入れた袋は重いがハンドバッグは…

大学生の論文執筆法 石原千秋

批評は著者の名前に記号論的価値があるのに対して、研究は肩書きに記号論的価値があるとでも言えそうだ。「柄谷行人」を近畿大学教授の肩書きに正当性を求めて読む読者はいないだろう。しかし、「石原千秋」の文章ならば、早稲田大学教授の肩書きがなければ…

文化と現実界 キャサリン・ベルシー

この人の『一冊でわかるポスト構造主義』(岩波書店)が先日寝床の周辺から発掘された。八重洲ブックセンターのカヴァーをまとっており、フィルムセンターの成瀬特集に通っていた頃に買ったものらしい。しかし、全く読んでなかった! 買った記憶もなし。読み…

図解雑学 ポスト構造主義 

*大城信哉著、小野功生監修 ナツメ社(200601)1470円◆8/12(水)@八重洲ブックセンター

旨いものはうまい 吉田健一

今、データを書くのに、出版元だの文庫名だのにはじめて気づいてぎよつとする。うーん、こんなもの(文庫)に入れられてゐたのか。「本書は文庫オリジナルです」といふ断り書きは、要するにあちこちから抜き出して寄せ集めの一冊を作つたといふことだ。タイ…

日本語と女 寿岳章子

……漢字漢語文化というものは、いい面ばかり持っているのではない、かつて王朝時代の女たちは追い詰められた中からもっとも優れた文字を持ち得たという特異な世界は、逆に失われたと言えるかもしれない。しかし禁断の木の実は味わわれなければならない。漢字…

都市空間の中の文学  前田愛 

*ちくま学芸文庫(199208)円◆8/11(金)@銀座教文館

舞姫 テレプシコーラ 1〜3  山岸凉子

*メディアファクトリー(MFコミックス)◆8/9(木)@山下書店 銀座店

神と自然の科学史 川崎 謙

*講談社選書メチエ(200511)1575円◆8/5(土)@旭屋書店 池袋店

心の病気はなぜ起こるか うつ病と脳内物質 高田明和

進行麻痺(要するに梅毒)についても、心因性と思われていたというのは知らなかった。ボードレールやニーチェの頃はそうだったわけだ。 精神分析の没落という言葉が使われている。治療法としての精神分析などという考え方からは遥かに遠くに来てしまっている…

社会学を学ぶ  内田隆三

*筑摩書房(200504)756円◆8/7(水)@ブックファースト 銀座コア店 若き日の自分の経験に沿って語るのかなと思わせる(錯覚させる)最初の方はわかる。最後のベンヤミンやボードレールの話は(私には)わかりすぎ。で、そのあいだがわからなさすぎ。(9/2…

近代文学の女たち 前田 愛

前田愛の文章は雑誌でしか読んだことがなかった。読んでみたいと思ったのは没後で、アテネフランセでのジュリア・クリステヴァ講演の際、通訳として彼女の隣にはべった仏文学者の小松某が、その胸に造花をつける役をやったのみで、マダム・クリステヴァの思…

バックラッシュ!なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?

お金を払って手に入れるのはあまり気がすすまないので、キャンペーン・ブログにトラックバックして贈呈をねらうも当たらず。斎藤環の論考でもとは取れたと思うべし。上野インタヴュー、資料としては面白い。macska氏の上野批判(http://macska.org/article/1…

girly style book  曲田有子 

*主婦の友社(200608)1365円◆8/7(水)@ブックファースト 銀座コア店

進化〈1冊でわかる〉シリーズ 

*ブライアン・チャールズワース、デボラ・チャールズワース 石川 統訳、岩波書店(200506)1575円◆8/2(水)@近藤書店 朝日店

ブルータス No. 599

若冲! *マガジンハウス(200607)580円◆8/2(水)@近藤書店 朝日店