小説

11の物語パトリシア・ハイスミス

*早川書房(200601)840円◆9/13(木)@Amazon 必要があって買う。そうでなくても買っていただろう。

天使に見捨てられた夜  桐野 夏生

*講談社(199706)680円◆10/12(木)@Machiya Tsutaya

生きる  乙川優三郎

この人が読売の夕刊に連載していた『冬の標』、ヒロインが再び絵をはじめたあたりから目に入ってきて読むようになった。新聞小説を日々の楽しみにしたのは小学生の時以来。そのあとが渡辺淳一に俵万智(読売歌壇の選者としては好き)というひどいことになっ…

ジオラマ 桐野夏生

冒頭の短編「デッドガール」についてはメインブログhttp://kaorusz.exblog.jp/d2006-09-23に書いた。(全2回のうち1回)9/23 *新潮社(200601)460円◆9/21(金)山下書店銀座店

ノヴァーリス作品集2 青い花

隠者はみんなに自分の蔵書を見せてくれた。古い史書や詩集だった。(……)最後に一冊の本を手にとると、それは、ラテン語やイタリア語にいくらか似ているような外国語で書かれていた。この言葉が知りたいと、心から願わずにはいられなかった。というのも、た…

グロテスク(上)(下) 桐野夏生

現物は書店でカバーをかけてもらったからウェブ上で写真を見るまで気づかなかったが、この表紙、絵としてはいいけれど、この本に使うのは感心しない。かあいらしいトカゲ(またはカナヘビ)をつかまえて「グロテスク」たあ何だ!(9/11) 今日池袋リブロで上…

いつか王子駅で 堀江敏幸

*新潮社(200609)380円◆9/9(土)@成文堂書店 巣鴨駅前店

ピクニック、その他の短篇   金井美恵子

未読の短篇が二三混じっているが大半はすでに読んでいる(たいていは単行本で出たときに入手している)、この小さな(新たに編まれた)桃いろの本を持ちあるいてどこかの喫茶店でそっとひらき、まるで金井美恵子という名をはじめて知ったかのように読んでみ…

若かった日々 レベッカ・ブラウン

同じ日、口直しに。まだちゃんと読んでいないが、もちろんこれはけなさない。 *マガジンハウス 柴田元幸訳 1680円◆8/26(土)@丸善御茶ノ水店

誠実な詐欺師 トーベ・ヤンソン

*冨原真弓訳 ちくま文庫(200607)777円◆7/21(金)@近藤書店 聖路加ガーデン店

死者の書 ジョナサン・キャロル 

*浅羽莢子訳 創元推理文庫(198807)840円◆7/15(土)@山下書店 銀座店