2006-01-01から1年間の記事一覧

書きたがる脳 −言語と創造性の科学− 

出たがり・書きたがりの脳科学者の名が作者、翻訳者の名前より大きく背表紙に載っていたので、もう少しで手に取らずに通り過ぎるところだったが、そんなこととは関係なく面白い。 *アリス・W・フラハティ 吉田利子訳 ランダムハウス講談社(200602)1995円◆9/…

パリの小さなアパルトマン  

*主婦の友社(200602)1890円◆9/25(月)@リブロ池袋店

舞姫 テレプシコーラ 8、9  山岸凉子

*619×2◆9/25(月)@MACHIYA TSUTAYA

Ku:nel(クウネル)2006/09/20号 

*マガジンハウス(200609)680円◆9/21(金)山下書店銀座店

ジオラマ 桐野夏生

冒頭の短編「デッドガール」についてはメインブログhttp://kaorusz.exblog.jp/d2006-09-23に書いた。(全2回のうち1回)9/23 *新潮社(200601)460円◆9/21(金)山下書店銀座店

雑貨カタログ 10月号 

*主婦の友社 1000円◆9/16(土)@ampm 聖路加ガーデン店

薬でうつは治るのか? 片田珠美

「お金で買えない価値がある。買えるものはマスターカードで」ここhttp://d.hatena.ne.jp/kaoruSZ/20060809#p6でもそう書いたけれど、要するにそういうこと。症状は軽くなったように見えても、薬では解決できない問題を抱えている場合もある。「抗うつ薬で治…

ノヴァーリス作品集2 青い花

隠者はみんなに自分の蔵書を見せてくれた。古い史書や詩集だった。(……)最後に一冊の本を手にとると、それは、ラテン語やイタリア語にいくらか似ているような外国語で書かれていた。この言葉が知りたいと、心から願わずにはいられなかった。というのも、た…

美しい部屋 

*主婦と生活社(2006)999円◆9/9(土)@成文堂書店

グロテスク(上)(下) 桐野夏生

現物は書店でカバーをかけてもらったからウェブ上で写真を見るまで気づかなかったが、この表紙、絵としてはいいけれど、この本に使うのは感心しない。かあいらしいトカゲ(またはカナヘビ)をつかまえて「グロテスク」たあ何だ!(9/11) 今日池袋リブロで上…

いつか王子駅で 堀江敏幸

*新潮社(200609)380円◆9/9(土)@成文堂書店 巣鴨駅前店

Greenhouses and conservatories (English edition)

大判の、写真・図絵多数入った本が、6244円→1050円。 父の小さな事務所をいつか(何時?)“温室”(中でお茶を飲めるような)に改造したいという望みを持っている。といって、これらの豪華なjardin d'hiverが実際に参考になるわけもないが……まあ、気分だけで…

How to read DERRIDA

*Penelope Deutscher, W.W.Newton Company(2005)1696円◆9/10(日)@丸善丸の内本店

How to read FREUD    Josh Cohen

最後のページにこんな文章を認めたので。 Psycoanalysis is above all a way not of mastering but of knowing with the tormenting unknowability of my desires, and indeed, with my helplessness before them. (p.124) そしてベルサーニ的な以下の記述。…

空疎な小皇帝 「石原慎太郎」という問題 斎藤貴男

*筑摩書房(200608)798円◆9/4(月)@TSUTAYA MACHIYA

退屈の小さな哲学 ラース・スヴェンセン 

*鳥取絹子訳 集英社(200504)735円◆9/5(火)@東京ブックサービス

フィガロジャポン パリの暮らし,パリのインテリア

*阪急コミュニケーションズ(200609/No 326) 550円◆9/5(火)@東京ブックサービス(木挽町)

お言葉ですが ⑦漢字語源の筋ちがい   高島俊男

*文藝春秋(200606)650円◆9/5(火)@銀座教文館

ピクニック、その他の短篇   金井美恵子

未読の短篇が二三混じっているが大半はすでに読んでいる(たいていは単行本で出たときに入手している)、この小さな(新たに編まれた)桃いろの本を持ちあるいてどこかの喫茶店でそっとひらき、まるで金井美恵子という名をはじめて知ったかのように読んでみ…

ムックオレンジページ インテリア

*オレンジページ(200610)599円◆9/2(土)@MACHIYA TSUTAYA

旅して見つけたベトナムとタイ毎日のごはん

*平松洋子 集英社be文庫(200505)780円◆9/2(土)@MACHIYA TSUTAYA

〈女らしさ〉の文化史 性・モード・風俗 小倉孝誠

リブロには本がありすぎてかえって購買欲がわかずコンパクトな一冊を取ったが……はたしてひそかな危惧が的中。無難な〈文学的〉文章を書ける人が知識でまとめたという印象。通読しなくても読めてしまう。(9/5) *中公文庫(200608)円◆9/3(日)@リブロ渋谷店

〈心〉はからだの外にある 河野哲也

今日、メイン・ブログに「安倍晋三、美しい日本のビッグ・ブラザー」と題して記事を書き、読みはじめたばかりのこの本より早速引用。 全体論的社会観の持ち主が好むのは、規律訓練型の教育であろうし、いかなる問題であれ、個々人に責任を負わせることができ…

若かった日々 レベッカ・ブラウン

同じ日、口直しに。まだちゃんと読んでいないが、もちろんこれはけなさない。 *マガジンハウス 柴田元幸訳 1680円◆8/26(土)@丸善御茶ノ水店

だまされない〈議論力〉 吉岡友治

悪い議論の例をあげ、すぐあとでそれを実演してくれている。(具体例はあとで。情報が多い分、ツリー本よりましか。) *講談社現代新書(200608)756円◆8/26(土)@イトーヨーカドー木場店内

系統樹思考の世界 すべてはツリーのために 三中信宏

この書名をはじめて見かけたのは仙台の生物学者大隈典子のブログ。著者から贈られたという本をほめていた。別に、だからけなそうというわけではない。その文面からはどこがいいのかさっぱりわからなかったのは、そして(今さらツリーかよ)と思ったのは事実…

テクスト理論の愉しみ ロラン・バルト著作集6

*みすず書房 野村正人訳(200606)5250円◆8/19(水)@八重洲ブックセンター (1)個人的な仕返しというのは、あまり好みではない。それはわたしがエクリチュールに対して持っている考えに反するし、そこにはどうしてもさもしさが付きまとうだけでなく、最初…

大航海 No.41 精神分析の21世紀

*新書館(200407)1500円◆8/19(水)@八重洲ブックセンター

Flea Market Style

洋書バーゲンで。ハードカヴァーのインテリア本がこの値段。この本は気に入ったけど、他にあまり欲しいものもなかった。 *Decorating with a Creative Edge by Chris Mead & Emelie Tolley ()210円◆8/19(水)@八重洲ブックセンター

買わなかった本こきおろし

『天才はなぜ生まれるか』(正高信男)と『「できる人」はどこがちがうのか』(斎藤孝)ともにちくま新書。 最近ここに載せたものも含め、ここのところ出先で読もうとやたらに本を持ち歩いているのだが、おとといの朝は、本を入れた袋は重いがハンドバッグは…